#2 50代で大型免許を取った理由

私はこれまで、決断力も行動力もある方だと思ってきました。
仕事でも、勉強でも、
やるべきことが明確であれば、迷わず動ける。
期限があり、責任があり、成果が求められる環境。
そういうレールの上では、全力で走ってきました。
けれど、ある時ふと気づきました。
自分の意志でレールを敷いたことが、ほとんどなかったのではないか、と。

■体からのサイン
ここ数年、仕事で国内外を飛び回る生活が続いていました。
忙しさは充実感でもありました。
けれど、気がつくと咳が止まらない。
体調がすぐれない日が増えていました。
「少し休めば大丈夫だろう」
そう思いながら走り続けていましたが、
どこかで無理をしていたのだと思います。
タバコもやめました。
そして決めました。
長期休暇は、仕事をしない。
休むときは、きちんと休む。
それまでの自分にはなかった発想でした。

■自由に動ける時間は、無限ではない
50歳という年齢も重なり、
体力が確実に落ちてきていることを自覚しました。
徹夜も辛くなってきた。
回復に時間がかかる。
その事実を受け入れたとき、
別の感情が湧いてきました。
「自由に動き回れる時間は、思っているより長くないのではないか」
仕事は続きます。
責任も続きます。
でも、自分の人生を自分の意志で使える時間には、限りがある。
そのことを、ようやく本気で考えるようになりました。

■「いつか」を終わらせる
大型バイクに乗ってみたい。
ずっと思っていました。
けれど、
忙しいから。
今はお金を優先したいから。
もう少し落ち着いたら。
そうやって後回しにしてきました。
そんな考え方を否定していたわけではありません。
ただ、自分の想いより仕事を優先していただけです。
でも50歳で、スイッチを入れました。
誰に求められたわけでもなく、
評価があるわけでもなく、
締め切りもない。
自分のために。
大型免許を取り、日本一周を目指すと決めました。

■敷かれたレールの外へ
これは冒険というより、確認作業に近いのかもしれません。
まだ、自分の意志で人生を動かせるのかどうか。
敷かれたレールの外でも、
自分で道を選び、進むことができるのかどうか。
その確かめです。
私は特別な人間ではありません。
むしろ、ずっと挑戦を先送りにしてきた側の人間です。
ただ一つ違うのは、
50歳で立ち止まり、時間の使い方を考え直したこと。
そして、動いたこと。
この記録が、
誰かの「いつか」を終わらせる小さなきっかけになれば嬉しいです。


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まだ見ぬ景色、
そして、まだ見ぬ自分へ。

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この記事を書いた人

50代で大型二輪免許を取得。
日本一周を目指し、少しずつこの国を走っています。
特別な才能があるわけではありません。
ただ、「やってみよう」と決めて動き始めただけです。
まだ見ぬ景色に出会いながら、
まだ見ぬ自分を少しずつ更新していく。
この記録が、誰かの小さなきっかけになれば嬉しいです。

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